今回は、ロードバイクに乗ったことがない53歳が、バーチャルライドやってみたら、結構簡単に始められました、という記事です。
前回は、有酸素運動を家でやるためにzwiftやってみたら、自分にはメリットを感じられた、という記事でした。
今回はzwiftを始めるまでの話です。
なんでバーチャルライドなのか?
交通事故にあってから、パートナーからスポーツ自転車禁止令を言い渡されたので、ママチャリ以外の自転車には乗っていませんでした。
が、こんな雑誌を読んだりしていました。
雑誌読んでいたら、必要なモノをそろえれば自宅で自転車に乗る(=バーチャルライド)ができそうな気分になってきました。単純です。
外でマスクして有酸素運動もやりたくなく、
自宅でできる方法を模索していたので、
バーチャルライドなら飽きずに続けられるかも、
とも思いました。
バーチャルライドに必要なモノは?
エアロバイクこぐならエアロバイクだけあればいいです。
しかしペダルをこぐと仮想空間の中を進む、には必要なモノがいくつかありました。
上記の雑誌の表紙にもいくつか写ってますが、下記です。
①自転車
②ローラー台、後輪の代わりに付けるスマートトレーナーが楽そう)
④通信回線、仮想空間提供元のサービスと通信する
⑤仮想空間を提供するサービスとの契約
①~③が一体型があれば接続の手間も少なく楽ですが、まだこれからで、普及しているとは言いがたいようです。
なのでそれぞれ準備しました。
①ロードバイクはエントリーモデルにしたが…
外を走るつもりがなく、ローラー台(スマートトレーナー)につなぐ、ロードバイクを近所の自転車屋さんに買いに行きました。
玄関近くにあったエントリーモデルがサイズが自分に合うと思い、買うことにしました。GIANT Contend2とか言うものです。
たしか9万しないくらいでした。
「zwiftやりたいのでスマートトレーナー用のロードバイクが欲しい」と
自転車屋さんに伝えたら、
「外走る方が気持ちいいんだけどね」、
と言われました。ごもっともです。私の交通事故の話、リハビリの一環で有酸素運動することなど伝えました。自転車屋さんは納得はしていないようでしたが、理解はしてくれたようです。
整備後に納車となって引き取りに行った際にまた会話したら、
「あの後同じようにzwiftやりたい、って言う客が数人来た」とのことです。
コロナ渦で色々なことが変わっている最中、を実感しました。
ヘルメットかぶって(重要!)乗って帰りました。スポーツ自転車を外で乗るのは禁止令を出しているパートナーには「ゆっくり乗るから」と伝え、承認されています。
エントリーモデルでもロードバイクはゆっくりでも軽いし、私にはすごいお乗り物であることには変わりません。
ただ、エントリーモデルとそれ以上のものはロードバイクの変速機(ギヤ)の段数が違う、ということはよくわかっていませんでした。まあ初心者なのでたいした問題ではないですが。
②ローラー台はスマートトレーナーにしました
バーチャルライドでペダルの動きを仮想空間であるソフトウェア側に伝え、ソフトウェア側の負荷(登りならペダルも重くなる)を実現するスマートトレーナーというものを買いました。
自転車の後輪を外して付けるダイレクトドライブ(だったかな?)のスマートトレーナーです。
前回の記事にも載せましたが、これです。
仕事関係者にロードバイクが趣味の人たちがいるので、ローラー台については話を聞いたことがありました。事前に聞いていたのは下記です。
・タイヤとローラーをつなげるタイプは専用のタイヤが必要
・音が結構うるさい
・室内でこぐ時は外で走るのと異なり、風がないので扇風機が要る
また前述の雑誌の記事でも静粛性の比較など計測した内容となっていました。
しかし
聞いた話や
雑誌の記事では
実際の音の大きさはわかりません。
私が住んでるのは集合住宅なので音や振動は小さい方が望ましいです。
スマートトレーナーのデモをやっている自転車屋さん
を探して実際の感触を確かめに行きました。
ちょっと近所ではないですが置いてある所がありました。
実際にこがせてもらうと、
音は思ったより小さい気がしました。
色々な製品から選ぼうと思ったら、その日の時点だと、スマートトレーナーはコロナ渦で沢山売れていて、店においてある1台以外は取り寄せで、いつ来るかわからない、
ということで前述の機種、tacx neo2 t smartに決まりました。
もう少し安いものを買うつもりでしたが、当時(4月中旬)はいつ入荷するのかわからない感じだったので、すぐ始めたい私は唯一在庫があったものを買うことにしました。
最初からインターネットで買えばあまりこの辺りは気にしなくともよかったのですが、PCやスマホと接続する時にうまくつながらなかったりした場合に
リアルな店舗に聞く、という形の方が良いのでは、ということでリアル店舗で買いました。
お店の方も心得ていて、
「うまくスマートトレーナーが
PCとかと繋がらなくて、
買った人から電話がよく来るんだよね」
「うまくいかなかったら電話して聞いてね」
と言ってもらいました。
私は簡単に繋がった、わけでもないですが、一応来た日に利用ができたので、電話することはありませんでした。
また、私がよくわかっていない事を支援してもらいました。
「このスマートトレーナー、カセット(ギヤのこと)ついてないんだよ」
「あなたのと同じ段数のカセット置いていないから、外して取り付けて」
「工具はこれ、やり方は今から見せるから」
ということで始めるのに必要なことを色々レクチャーしていただきました。
この辺りは実際に行ったかいがありました。
まあカセット(ギア)の外し方は一度見せてもらっただけだとよくわかっていなかったので、youtubeでレクチャーしてくれる動画を改めてみて、やりましたが。
zwiftつなげてみて
ロードバイクを自宅でこぐ、には自宅に置く場所がないといけません。コロナ渦で在宅でも仕事をしていたので、一通り整理し、スペースが出来ていたのが幸いしました。
さっそくロードバイクの後輪をはずし、カセットをはずし、スマートトレーナにつけ、物理的には準備ができました。
今度はPCに入れたzwiftのソフトとスマートトレーナの接続です。
スマートトレーナー買った店の人から、
「最初bluetoothで試してみて。うまくいかなかったら専用の接続する機器を買えばいいよ」
ということでPCがbluetoothが使えるのでこれでつなげてみました。
最初うまく接続できなかったのですが、特に何もせずbluetoothで接続でき、以降、一回も問題も起きていないので、このままbluetoothで接続しています。
④通信回線
集合住宅ですが、最近部屋まで直接光ケーブルを引いたので、速いと600Mbpsとか出るので困ったことは起きたりはしていません。
ただし、混雑している時間帯は10Mbps強程度に下がることもあります。
zwiftの仕組みは下記のような感じなのでしょうか。
(1)仮想サービス側の情報(坂とかの負荷)をスマートトレーナーで受信
(2)スマートトレーナーでサービス側の負荷を実現(坂でペダルを重く)
(3)ペダルの回転数をスマートトレーナーからサービス側に送る
(4)サービス側から個人の状態を反映した仮想空間を画面で表示する
(5)結果、画面内でペダルをこいだ分進む
当たり前のように
「ペダルをこいで進む、他の参加者も同時に進んでいる」
が画面上に見えていますが、通信を頻繁にやっているはずの割に、
タイムラグなど全く感じません。
オンラインゲームの世界ではずっと前に当たり前にできていた事だと思いますが、
実際に見るとよく出来ている、と思います。
下り坂で結構なスピードが出ているのに
ノーブレーキでタイトなコーナーを簡単に曲がっていく
のはご愛嬌です(zwiftの中ではこの記事の時点ではブレーキなどは実現されていない、はず)。
画面の細かさはゲーム画面に比較するともっと細かいゲームはありますが、提供している内容はよく出来ている、と思います。
これで各国のリアルな山が画面内に実現されたら、もっと面白くなるかもしれません。
Googleマップとかから
zwiftへ自動で取り込んで
コースが作れるようになると
どんどんコースが増やせるかもしれません。
Tacx NEO 2T Smartはうるさい?
これは利用の仕方にも影響を受けると思います。ギアの選び方、どの程度激しくこぐのか、など。
私の場合全くの初心者なので、ハードにこいだりしていません。
この機械の最大出力は2200Wとなっていますが、私がこれまでzwiftで記録した最大出力はたしか800Wくらいだったので、使い方もおとなしめなのではないかと思います。
音に関してはどのギアを選ぶか、そのギアでどのくらいの回転数になっているのか、でかなり変わってきます。
パートナーに利用しているときの騒音を聞くと、
「音はドアごしに聞こえるけどうるさいとは感じない」
ということです。
一応スマートトレーナー買ったお店でゴムのようなマットが売っていたのでそれも買って敷いています。一応効果があると思っています。
あっ、扇風機は無いとクーラーつけてても、汗が水溜りみたいになりました。扇風機で風を受けると水溜りができなかったので、効果は絶大です。
外を走る方がリーズナブルで楽しい?
ロードバイクを買った自転車屋さんに、zwiftやるから自転車買うと言ったら、
「自転車は外走るから楽しいんだよ」
と外で走ることの楽しさを説明してもらいました。
それは全くその通りだと思います。
しかしバーチャルライドならではメリットもあります。例えば…。
・信号が無いのでずっと走れる(ずっと苦しい?)
・マスク無しで走れる
・自転車を降りてすぐにシャワーを浴びれる
・すぐ坂に上れる(坂は今のところあまり好きではないですが)
30分でも乗るとすごくスッキリするので一応続いています。
長くなりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございます。
気になったらぜひ試してみてください。
zwiftのサービス内容をほとんど書いていませんが、盛りだくさんと言っていいと思います。
こちらは過去の記事です。