50から筋トレやってみた

みずからの体験に基づき、筋トレ、ダイエット、自転車、本をゆるく書きます。

もしかして、歩ける?

入院して1週間くらい、立ち上がれた!もしかして歩けるようになるかも!
という話です。
 
5月中旬に交通事故にあい、救急車で運ばれ、入院、左手足まひ、からリハビリで回復、の様子を記事にしています。
入院して1週間くらいの話。
 

立ち上がれる!

急に回復してきて、立ち上がろうとすると立てるようになってきた。
右足頼みだけど、立てる!
 
このあたりで、車いすじゃない生活かも、と思い始めた。
毎日リハビリ必死で前に進むことを考えていたので、振り返るヨユーはなかったけど。
 
事故直後は歩けなかったので、この漫画と同じになったかと思ってた。
ただ自分は回復してきたのと、脊髄の損傷とかはなかったので違うけど。
 
REAL 14 (ヤングジャンプコミックス)

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歩行器で立つ!

歩行器、というもので移動を許可された。
ベッドの端までずりずりと、移動して足を下ろす。歩行器につかまりながら、立ち上がる。
やっぱり、立てる!!
左足は力が入らないけど少し動くので、右足主体で移動できる!
歩行器はキャスターがついていて、病棟の廊下はツルツルなので、左足が力が入らなくても移動ができる。
歩行器、画像がないとイメージがつかみにくいと思い、Amazonで探したらありまし
た。
 

 

星光医療器製作所 【非課税】歩行器 アルコー1型 100001(オリタタミシキ)

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【非課税】 アルコー3型大 歩行車

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折りたためるタイプとそうでないタイプがある。この急性期の病院では、病棟所有のものを借りて、のべ4台ほど乗り継いだ(?)。

 
救急病棟の中を歩行器でソロソロと歩いていると、看護師さんたちがびっくりして指を指して、
「hyoga67さんが、歩いてる!」と言っていた。
師長さんも、「モデルさんみたいに歩けてるね!」と言って喜んでくれた。
事故で動けなくなって、何もかも世話してもらって生きていて、情けない気持ちになりがちなので、看護師さんや、師長さんの
励ましはストレートに胸に響いてきます。
歩行器に頼っているけど、立って歩けてるので、自分でもうれしい!
歩行器で移動して、初めて病棟の中の様子がわかった。
自分の視界に入るのが天井だけ、とは大違いだ。
 
担当の医師からは、
「君は動けるようになるとは思っていなかった」という状態だったので周りも驚いたようだ。
「君はレアケースだ」とも言われていた。たまたま、私の場合、急速に回復できたらしい。
その後担当医が文献にいろいろあたってくれ、
「同じような事例はあった。ただし回復期間は人による」とのこと。
 
本人としては、手足動かないよ!なんでだよ!医者が原因とか、この先の状態とかわかるんじゃないの?説明してよ!
と思うが、画像で見える問題点がないと話にならないらしい。
骨折とかだと、どれくらいで回復はわかるようだが、脳外傷で画像で見えない問題はわからないらしい。
 
コンピュータシステムとかだと、同じような現象が起きるのかどうか、再度同じ動作で確認してその時の状態を詳細にログに出すことで、何が起きているのか調べるヒントになる。
 
ヒトの場合だと、同じ事象が起きるのか、試すことができない。まさか車のボンネットに何人かぶつかるわけにいかない。
脳から来ている信号と、末端まで届いている信号の差を確認して、何が来ていないから手が動かない、とかわかるようになるかな?
もう研究はやってんだろうけど。
 

杖で歩くリハビリ開始

歩行器での移動に許可が出たので、リハビリルームまで歩行器で行って、リハビリを毎日やった。
 
杖での歩行訓練と、高次脳機能の検査だった。高次脳機能の検査は、記憶、とか、認知機能の検査となる。
 
次のリハビリ専門施設に転院後、本格的な高次脳機能の検査をやることになり、簡単な検査だけやり、リハビリは歩行が優先になった。
 
左手足は動かせるようになったが、力が入らない。
 
この頃左右の握力を測ったら、
右手が50キロ、左手は8キロだった。
足は数値では測ってないが、似たような感じだった。
杖の歩行訓練を始めてから、「スクワットためしにやってみましょう」と言われて、
自重だけでフルスクワットしようとしたら、
つぶれてしまった!
ありえない!
まさか立ち上がれないとは…。
スクワットで、一番重いときは130kgのバーベルかついでたこともあったのに…。
作業療法士さんのために言い訳すると、指示される課題(?)は、
そのときの様子を見ながら、訓練している人がクリアできるものだけです。
しかし、このときは私がフルスクワットの位置まで下げるとは予想しなかったようで。
クォーターくらいまでのイメージだったそうです。
すいませんねえ、スクワットと言えばフルなんで…。歳とって頑固になってるのかな?
 
そのときの状態は、
脳から信号を送っているが、手足に伝わってない感じ。
 
それでも少しずつ回復して杖での歩行訓練を始めた。
歩行器無しでの歩行は、恐怖だった。
左右を支えるものがなく、左足が頼りないのて、左右にふらふらして、転倒の恐怖がある。
歩行器は非常に安定していることがわかった。
 
でも、もし、立って歩ければ、家に帰れるかもしれない。
 
歩行器は楽だけど病院の真っ平らで広い床の上でしか通用しない。
そもそも歩行器は家の玄関につっかえて、入れない。
杖の使い方を教わって、ヨロヨロ歩く訓練を続けた。
歩くことが不自由になってから、
平らで段差がないことがいかに楽か、病院の外の世界は足が不自由だといかに大変か、
段差がいかに怖いか、この段階で理解した。
杖で歩けても混雑している電車に乗るのは実質ムリ。転倒してしまうだろう。
元の生活に戻るのはやっぱり難しいのでは、と毎日思っていた。
 

歩行訓練の後、腰痛、ストレッチで解消

初めて、平行棒のようなものにつかまりながら歩く訓練をした時のこと、
病室に帰ってきたら、腰がとても痛い。
 
ほとんど寝たきりの生活で体がこわばっていたせいか、柔軟性が落ちたせいか?
 
理由はわからないが、歩いて腰に激痛が走った。
骨折とかはなかったから、筋肉関連かと検討をつけた。
病室でひたすらストレッチをやったら次の日に腰の痛みはひいた。
寝たきりの生活だったので、あっという間に体が固くなった感触があった。
私の体の使い方の癖にも問題があるのだろう。
私の場合、たいてい梨状筋を伸ばすストレッチをすると腰痛がおさまる。
 
病室の床をアルコールで除菌して、床でのストレッチ30分ほどが夕食後の日課になった。後でリハビリ専門の施設に入ったときは、レジャーシートをしいてストレッチしていた。突然看護師がストレッチ中に入ってくることもあったが、「ヨガですか」と言われたりした。
ヨガのポーズと似ているものはたしかに複数ある。
ヨガはやったことないけど、いずれやってみたい。