20年ぶりにジムへ
ダイエットを始めた私は食事制限、ランニング、を続けてやせました。が、なんとなく貧弱な身体が気になります。
ここで私の年代であれば、ブルワーカーを使って、全くカンタンにムキムキに変身するところですが(意味がわからない方はスルーしてください)、私は過去に通ったジムの筋トレを思いだしました。
「あの筋トレの爽快感をもう一度味わいたい、どんどん老けるまえに筋トレをまたやってみたい」
そこで近所でフリーウェイトが充実しているところを探し、入会することにしました。
ここはマッチョの聖地
ひょろっとした、筋トレに関係なさそうな私が入るには、マッチョ人口が非常に多いガチなジムな気がしましたが、熱心に取り組んでいる方が多いので、気にせず筋トレです。
しばらくたってからわかったのですが、いろいろな大会にエントリーされている方が多いジムだったようです。
再び筋トレによる爽快感を味わいながら、ベンチプレスとスクワットを主の種目として続けました。
初日はあっさり65kgでベンチプレスがつぶれる
トレーナーの方にベンチプレスとスクワットのフォームをチェックしてもらい、特に矯正する箇所は無いとのことで、やり始めました。
ベンチプレスはかつては(30前でしょうか)90kgでメインセットを組んでいたこともあるので、このくらい楽勝と思い、65kgを試すことにしました。
「こんなん楽勝だ」と思いながらやりましたが、全く挙がりません、あっけなくつぶれました。
初日は我ながら笑えるスタートでした。
3ヶ月でベンチプレスで100kgが挙がるが…
20年ぶりのジム通いではりきった私は、熱心に通い、入会後3ヶ月でベンチプレスのマックス挑戦で100kg(尻はつける、バーは胸までおろす)が挙がり、調子にのっていました。
これは「マッスルメモリー」と言い、過去に筋トレして人は比較的短い時間で過去のトレーニングレベルまで戻りやすい、ということのようです。
マッスルメモリーというと、アンディとフランク(意味がわからない方はスルーしてください)が数学の公式とかを覚えていて、質問すると答えてくれるようなイメージですが違うようです。
ただし、マッスルメモリーについて記載されている記事など読んでも、20年後も効果があるという記事はないので、ちょっと違うかもしれません。
調子に乗っていたら、50代ならではの問題が起こりました。
左肩が痛い…五十肩になった
ある日ベンチプレスをしようとすると、左肩が痛くなり、バーを水平のまま上げ下げができません。
肩の骨か、関節か、筋肉か、何が痛みの原因かは自分では全く判断がつきません。
(左肩が壊れた?メジャーのスカウトに聞かれたらもうダメだ…)。
とかなりお先真っ暗気分です。
まあ人数あわせで呼ばれ、極まれに参加した小学校の草野球で、変化球が打てず打率は超低空飛行だったくらいなので、とりあえずメジャーの心配は不要です。
こんなときは素人判断はせず、とにかく骨なのか、筋肉なのか、レントゲンとかでわかる損傷があるのかどうか、を調べるのがまず先と思いました。
自分では関節が損傷していたのかと思っていました。
整形外科にいくとレントゲンを撮る人も、肩をそーっと丁寧にあつかい、いよいよ肩は破壊されたんだ感がただよいます。
「肩の骨とか異常あるんでしょうか?(もう使えなくなったんでしょうか?)」
とびびりながら医師にきくと、
ちょっとニヤニヤしながら(記憶ではそう見えました)
「hyoga67さん、これは五十肩ですね
(ぷっ、大したケガじゃないよ、歳なんですよ、と言われた気がしました)」
五十肩は40歳以上になると誰でもなる可能性がある、肩の関節の炎症です。
発症すると、寝返りをうてないくらい痛くなったり、手をまっすぐ挙げられなくなったりします。
私の左肩もとても痛く、手も挙げられなくなっていました。
五十肩になる原因として、重いものを持ち上げたりするとなるとのこと。
「確かに100kgを持ち上げていたから、五十肩の原因にはなるな」と納得しました。
また、五十肩になりやすい人の特性として、肩甲骨が固まっていて猫背気味の方がなりやすいようです。
私も背中の筋肉の種目もやっていましたが、ベンチプレスにより、大胸筋で肩が前にひっぱられた状態でした。
若いときに上半身のストレッチなどやらずとも、問題が起きたこともなかったので、その意識のまま、トレーニング後のストレッチもちゃんとやっていかったのも問題でした。
五十肩になった当初は、左手が自由に動かず、ずっと痛かったので、とても暗い気分になっていました。ベンチプレスは痛くてできないため、直るまで半年ほど、痛くないダンベルプレスばかりやっていました。
過去にNHKで放映された五十肩の対策の番組を見たところ、適切に対処しないと手術するほど悪化することもあるとあり、びびりました。
五十肩は最初肩の関節が炎症し、時間がたつと固くなってしまいます。リハビリが重要です。
行った整形外科の理学療法士の方による指導、リハビリのおかげで、今ではすっかり直り、手も挙げられ、肩の痛みもありません。
次回は五十肩になってから、治るまでにやったことを記事にします。