初のジム入会 - ５０から筋トレやってみた

最初にジムに入会したとき、といっても２０年以上前になりますが…、の話です。筋トレにはまるきっかけになりました。

仕事でとある町に毎日通っていた時のこと。一緒に通っていた同僚が「駅前のフィットネスクラブに行こう」と言うので一緒に見学に行きました。

作られたばかりで中はピカピカ。スタッフの方も感じがとてもいいです。

「hyoga67さん、運動していないでしょ、何かやったほうがいいから試しに入会しなよ」、と言われ、「確かに何も運動していない。何かやったほうがいいけど、一人で走ったりするのは無理。試しに入ってみるか」と思い入会してみることにしました。

しかし会社の同僚というのは実は筋トレ、ランニングをハードにやっていて、自分の目的（＝筋トレをハードにやる）に合うジムを選んでいたようです。

フィットネスクラブと言えば、集団でやるエクササイズや、ランニングマシン、マシンによる筋トレ、などがあります。

そのジムはバーベル、ダンベルの施設も充実していおり、スタッフの方も詳しかったのです。

私がやる種目も会社の同僚の意向で、いきなりバーベルのベンチプレスとスクワットです。

私は同僚がやっているから同じ方がいいか、と思い、一緒にやることにしました。

今から考えると、そこにいたトレーナーの方はとても良かったです。

「ベンチプレスとスクワットをやってもらいます。慣れるまでフォームをチェックしていきますよ」

ということで、ベンチプレスとスクワットのフォームをスタッフの方に教わりました。

トレーナーの方は見た目はひょろっとしていますが、いろいろ質問してみると、「パワーリフティングの全日本の大会に出ていますよ。XXXkgは挙がります」

と明かしてくれました。XXXは具体的な数字は覚えていませんが、その当時の私は「人間がそんな重量が挙げられるのか！」とても衝撃的な数字だったことを憶えています。

入会してスタッフの方にベンチプレスとスクワットのフォームを教わり、週に２回くらいですが通うようになりました。

挙がる重量が伸びていくのがおもしろく、継続しました。

後で知ったのですが、筋トレをやり始めて３ヶ月くらいは、力の出し方がわかって誰でも扱う重量が伸びていくもののようです。

勤務先がその後変わったので、そのジムは５ヶ月くらいで退会しましたが、適切な指導のおかげか、ベンチプレスで８０ｋｇで１０回３セット挙がるようになっていました。

そのジムは会員がまだ少なかったこともあり、スタッフの方にベンチプレスの時に補助についてもらい「バーは胸までおろして」、「胸でバーはバウンドさせずに」、「尻はベンチ台につけたまま」などを指導された覚えがあります。

ジムが空いていたおかげで、今で言うパーソナルトレーニング並みとまでは言わないですが、詳しいスタッフにいろいろ言ってもらえ、とてもラッキーでした。

その後私は、大阪に４ヶ月出張に行ったときも梅田近辺のフィットネスクラブに入会するほど筋トレにはまったのでした。

バーベル、ダンベルを使うフリーウェイトは本などで、見よう見真似でできますが、できれば最初は教わった方が効率がいいです。

ジムのトレーナーに教わることは非常に多いです。

・フォーム

・どのくらいの重さを何回挙げるか（セットの組み方）

等…。

ケガを防ぐため、筋トレの効果を上げるために有効です。

適切でないフォーム、重量、回数で筋トレをしても、目的（筋肥大、筋力アップ）を果たせなくなります。

私はたまたま詳しい同僚に誘われてジムに行ったので、教わることができました。

５０歳の時に２０年ぶりにジムに入会し、最初のレクチャーを受けるときにスクワットとベンチプレスのフォームをトレーナーの方にチェックしてもらいましたが、「hyoga67さんは慣れていますね。特に指摘事項はありません」と言われました。最初に教わったトレーナーの方には感謝です。

ついでにその時「２０年ぶりですか（苦笑）、プロテインが進歩しておいしくなってますよ！」と言われました。２０年前だとそのトレーナーさんは小学校入るくらいの年齢でしょうね…。

超高齢化社会において、脚の筋力の衰えにより、活動範囲が狭くなる、結果認知症のリスクが上がる、など筋トレって生きていくうえで必須なんじゃないかと思う。

今はダイエットとか、ムキムキになりたい、とか腹筋割りたいとかで筋トレが話題になるけど、普通の人が普通に生涯つきあっていくのが筋トレじゃないかと思う。

でも普通はジムに行ってトレーナーに教わらないとなかなか教わる機会が無い。

いっそ筋トレを高校の科目のひとつで必ず教えるようにすればいいんじゃないかと思う。そうすれば競技にも、その後の生活にもずっと使えるスキルになる。

私の場合はたまたま筋トレと出合ったたおかげでやってるけど。